最近では一人暮らしをするときに、テレビが必要かどうか迷う人も多いようです。一人暮らしには家電や家具など新しく用意しなければならないものが多いため、不要なものはなるべく買わずに済ませたいところです。ここでは、一人暮らしでテレビを買うべきかどうか考察していきます。

一人暮らしでテレビを置かないメリット

まず、テレビを置かないメリットとして、費用面が挙げられます。あまり大きくないテレビなら値段も比較的安いですが、それでも2～4万円程度はかかるでしょう。その分だけ費用が浮くのは大きいのではないでしょうか。また、一人暮らしを終えた後や次の住居に移る際の荷物も少なくて済みます。

さらに、テレビを置く分のスペースも節約できて部屋を広々と使えるでしょう。狭い部屋に住む場合には、この部屋のスペースが確保できるというのは嬉しいポイントです。

テレビがないと困ることも

テレビをあまり見ない人なら一人暮らしでテレビがなくてもさほど困らないのではないかと思うでしょう。しかし、そうとも限りません。次のようなときにテレビがなくて困る可能性があります。

寂しいと感じることも

一人暮らしを始めると、学校や仕事から帰宅した後は誰もいない空間で過ごすことになるため、静かな部屋が寂しいと感じる人も多いです。最初のうちは、知り合いも友人もいないため、不安に感じることもあるでしょう。

そのようなときにテレビがあれば、寂しさや不安を紛らわすことができます。人の声が聞こえてくるだけで安心できることも多いです。

話題についていけなくなることも

テレビがないと、話題についていけなくて困ることもあります。学生だとテレビの話題で盛り上がることも多いため話題についていけなくなるかもしれません。社会人でも、全くテレビを見ていないと、ちょっとした雑談で言葉に詰まってしまうことがあります。

動画配信サービスを利用すれば、テレビで放送しているのと同じ番組を視聴できますが、リアルタイムでは見られません。話題についていくためには、やはりテレビが必要です。

友人や恋人が遊びに来たとき

一人暮らしをしていると、友人が遊びに来ることもあるでしょう。恋人ができれば、恋人も部屋に来ることがあるかもしれません。そのようなときにテレビがあれば、番組を一緒に見て楽しめます。話題を探すきっかけにもなるでしょう。

しかし、テレビがないと話題が途切れてしまうことも多いです。完全に無音でシーンとした状態になるため、気まずく感じてしまうこともあるかもしれません。

テレビを置くならどのくらいの大きさが最適か

一人暮らしで使用するテレビは、部屋の広さを基準にして決めるのが良いでしょう。基本的に部屋が狭ければ小さめで、広ければ大きめという具合です。あまり大きなテレビを置いても見づらくなってしまいます。

4.5畳くらいの部屋なら、24インチくらいまでの大きさのテレビがちょうど良いでしょう。6畳くらいの部屋なら32インチくらいで快適に視聴できます。8畳くらいの部屋なら、もう少し大きく、40インチくらいがおすすめです。

ただ、テレビをあまり見ない人なら、小さくても問題ありません。寂しさを紛らわすため、話題についていくためなどの目的でテレビを置くなら、19～22インチ程度でも十分です。

一人暮らしで使うテレビはレンタルで済ませよう

一人暮らしで部屋にテレビを置く場合には、購入するのではなくテレビレンタルを利用するのがおすすめです。

テレビの寿命は10年程度

一般的な液晶テレビは使い方に問題がなければ、10年程度は使用できるように作られています。しかし、大学生の一人暮らしなら4年しか使用しません。サラリーマンの単身赴任なら、2～3年程度でしょう。

テレビを購入すると、一人暮らしを終えた後はまだ使える状態でも、不要になってしまいます。寿命の半分も使っていないため、処分するのはもったいないと感じる人も多いです。

その点、テレビレンタルなら処分する必要はありません。レンタル期間終了後に返却するだけです。

テレビは家電リサイクル法の対象

テレビは家電リサイクル法の対象になっており、処分時にリサイクル料金を負担しなければなりません。16型以上の液晶テレビの場合には、リサイクル料金の金額は2,970円です。それに加えて、運搬料などの費用もかかります。合計すると4,000～5,000円程度かかってしまうでしょう。

テレビレンタルならそのような費用の負担もありません。返却時には、スタッフが無料で引き取りに来てくれます。

まとめ

一人暮らしでテレビを置かなければ、その分だけ節約になり、部屋も広々と使えます。しかし、テレビなしでの一人暮らしは、あまりおすすめはできません。話題についていけなくて困ることがあり、帰宅後に寂しいと感じることもあります。普段あまりテレビを見ない人でも、用意しておくようにしましょう。その際には、購入するよりもレンタルを利用するのがおすすめです。